高速AWGのDDSオプションは、最大20個の正弦波を生成
最大400 MHz、20の独立した正弦波を発生器チャネル毎に制御可能
スペクトラム社は、最高1.25 GS/sのサンプリングレートと最大400 MHzの帯域幅を持つ、多用途の16ビット任意波形発生器(AWG)に対応する新しいファームウェアオプションをリリースしました。この新しいオプションにより、ユーザーは、AWGカード毎に23のDDSコアを定義でき、それらをハードウェアの出力チャネルへ割り振ることができます。それぞれのDDSコア(正弦波)では、周波数、振幅、周波数スロープ、振幅スロープについてプログラム可能で、1秒間に1,000万回のDDSコマンドの処理ができます。この機能の活用例として、量子実験でよく使用されているAODおよびAOMを介してのレーザー制御が、大規模なデータ配列の計算を行わなくても、いくつかのシンプルなコマンドを使うだけで可能になることなどが挙げられます。DDS出力は、外部のトリガイベント、あるいは6.4 nsの分解能を持つ、プログラム可能なタイマーによって同期させることができます。
DDSオプションは、M4i.66xx PCIeカード、M4x.66xx PXIeモジュール、ポータブルなLXI/Ethernet DN2.66xユニット、およびマルチチャネルのデスクトップLXI/Ethernet DN6.66xx製品の全範囲に適用されます。