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『アプリケーション例』カテゴリーの投稿一覧

スペクトラム社、超高速任意波形発生器に強力なDDSオプションを搭載

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、フラグシップである63xxシリーズの任意波形発生器(AWG)の発売から1年を経て、新たにDirect Digital Synthesis(DDS)オプションを発表しました。このオプション機能により、高性能な63xxシリーズのAWG機能がさらに拡張され、高純度で柔軟性の高い信号生成を必要とする幅広い用途に対応できるようになります。

AWGモードでは、最大10 GS/sの出力レート、16ビット分解能、および最大3.9 GHzの帯域幅で波形を生成できます。新しいDDSモードでは、63xxシリーズのAWGは1チャンネルあたり最大64個の独立した正弦波を生成でき、それぞれの周波数・振幅・位相をわずか3.2 nsecステップで変化させることが可能です。これにより、産業・医療・イメージングシステム、さらには量子研究、半導体試験、通信分野において、波形列や周波数スイープ、微調整可能な基準信号を簡単に生成できます。

製品紹介映像をご覧いただけます(5分): https://youtu.be/PoT0cReolRE

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2025.10.15

スペクトラム社のDDS技術により量子コンピューティングのためのマイクロ波イオン制御が可能に

デジタイザなどの計測機器メーカであるSpectrum Instrumentation社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、ドイツのスタートアップ企業eleQtron社(以下、エレクトロン社)が量子コンピュータにおけるイオン制御手法として、スペクトラム社製のDirect Digital Sythesis(DDS)機能を搭載した任意波形発生器(AWG)を採用していることを発表しました。

世界中の量子科学者たちは、より信頼性が高く、強力な量子コンピュータを実現するための研究に取り組んでいます。ドイツのスタートアップ企業エレクトロン社は、個々のトラップイオン型量子ビット(qubit)を制御するために、レーザーの代わりにマイクロ波放射を使用した画期的な量子コンピュータを販売しています。これにより、設計の簡素化が図られ、冷却および消費電力の大幅な削減が可能です。この大きな進歩は、出力ごとに最大20の正弦波キャリアを生成できる、スペクトラム社の高度なDDS技術を用いたAWGによって実現しています。

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スペクトラム社、最大12チャンネルの新型マルチチャンネルGHzデジタイザを発表

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、12ビット分解能、最大6チャンネルで10 GS/s、または12チャンネルで5 GS/sのデータ収集速度を実現する新型フラッグシップ・デジタイザ「DN6.33x」を発表しました。本シリーズは、同社の「NETBOX」シリーズに属し、PC、ラップトップPC、ネットワークにEthernetケーブル1本で接続、制御可能な使いやすい機器群です。包括的なソフトウェアパッケージと多数のハードウェア機能により、自動試験用途や、完全に同期した複数入力信号の取得に最適です。今回15種類の新モデルが追加され、スペクトラム社は5 MS/sから超高速10 GS/sまで対応する合計94種類のNETBOXデジタイザを提供します。

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スペクトラム社、新たなフラッグシップとなる任意波形発生器を発表

デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社は、このたび、高性能の任意波形発生器(AWG)4モデルを発表しました。M5i.636シリーズ2モデルとDN2.636シリーズ2モデルです。この新モデルの発表は、スペクトラム社の製品ポートフォリオにおいて重要なマイルストーンとなります。今回発表した新型AWGは、無線周波数(RF)およびマイクロ波の信号生成などの高度な要件が求められる分野に最適で、最大10 GS/sの出力レート、16-bitの高い垂直分解能、最大3.9 GHzの帯域を実現します。本製品は無線通信、レーダーシステム開発、量子研究、航空宇宙試験などの最先端分野に従事するエンジニアや科学者向けに設計されています。

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10 GS/sの出力レート、16 bit分解能の新型AWGを発表

スペクトラム社のデジタイザカードをイルカの発するソナークリック音のマウスクリックへの変換に応用

イルカのソナー行動で発するクリック音を拾うプロジェクトにスペクトラム社のデジタイザカードが使用されていることを発表しました。イルカは驚くほど正確な反響定位能力を持ち、獲物を探す際に海中の狭い領域に意識を集中させることができます。フロリダ州キーズにあるDolphin Research Center(DRC)では、15個の水中マイクアレイを使用してイルカがソナーとして発するクリック音を拾うプロジェクトを進めています。信号は、スペクトラム社の16チャンネルデジタイザシステムで捉え、カスタムAIプログラムによって処理されます。さまざまな信号から、イルカがソナーを通じて焦点を当てている位置を特定することができます。2025年末には、このシステムを使って、イルカが水中スクリーン上のカーソルを操作できるようにする第二段階に進む予定です。第二段階では、イルカがカーソルを動かし、その結果を視覚的に確認できるようになります。

Ethernet接続で容易に制御可能な新しい超高速GHz帯デジタイザを発表

義肢を動作させるために使用される量子センサ

スペクトラム・インスツルメンテーション社(以下、スペクトラム社)は、ドイツの学際的コンソーシアムであるQHMIが、義肢に使用する特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)の設計に超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を活用していることを発表しました。
義肢装具を制御するためには、体の電気信号を検知する必要があります。現在では、体内に電極を埋め込む方法が最も一般的ですが、侵襲的であることに加え、電極が劣化したり位置がずれたりするリスクがあります。ドイツのStuttgartを拠点とするQHMIコンソーシアムは現在、量子センサを使用して、超高感度の量子磁力計を体の表面に装着し、皮膚の上から非常に小さく高速な神経信号を測定するという、これまでとはまったく違ったアプローチで開発を進めています。現段階では、科学者たちは、スペクトラム社の超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を使用して信号の特性評価を行い、最終的に必要な特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)を設計しています。
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スペクトラム社がPCIeインタフェースAWGカードのフラッグシップシリーズを発表