Ethernet接続で容易に制御可能な新しい超高速GHz帯デジタイザを発表
サンプリングレート最大10 GS/s、帯域幅最大4.7 GHzのデジタイザの新製品7モデル
デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、GHz帯で信号の自動収集、解析をこれまで以上に容易に行うことのできるデジタイザの新製品7モデルを発表しました。DN2.33xシリーズは、Ethernet/LXIケーブルを使用し、デスクトップやノートPC、さらには企業内のネットワークに直接接続することができます。また、小型、軽量のモバイル設計で、ほぼどこにでも持ち運ぶことができます。サンプリングレート3.2〜10 GS/s、垂直分解能12 bit、帯域幅1〜4.7 GHzの最新ADCテクノロジで電子信号を収集する7種類のモデルを揃え、研究者やエンジニアの様々な用途に応える最適なソリューションを提供します。
製品紹介映像をご覧いただけます (4分):https://youtu.be/01gtR_RjBds
詳細説明(英文)
詳細説明(和文)

義肢を動作させるために使用される量子センサ
非常に小さく高速な神経信号の検知に使用されるスペクトラム社のデジタイザとAWG
スペクトラム・インスツルメンテーション社(以下、スペクトラム社)は、ドイツの学際的コンソーシアムであるQHMIが、義肢に使用する特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)の設計に超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を活用していることを発表しました。
義肢装具を制御するためには、体の電気信号を検知する必要があります。現在では、体内に電極を埋め込む方法が最も一般的ですが、侵襲的であることに加え、電極が劣化したり位置がずれたりするリスクがあります。ドイツのStuttgartを拠点とするQHMIコンソーシアムは現在、量子センサを使用して、超高感度の量子磁力計を体の表面に装着し、皮膚の上から非常に小さく高速な神経信号を測定するという、これまでとはまったく違ったアプローチで開発を進めています。現段階では、科学者たちは、スペクトラム社の超高速デジタイザ(M5i.3357)と任意波形発生器(M4x.6631)を使用して信号の特性評価を行い、最終的に必要な特定用途向け集積回路(ASIC)と光集積回路(PIC)を設計しています。
詳細説明(英文)
詳細説明(和文)


スペクトラム社がPCIeインタフェースAWGカードのフラッグシップシリーズを発表
新しいフラッグシップシリーズのAWGカードは、10GS/sのサンプリングレート および2.5GHzの帯域幅で波形を生成します。
スペクトラム・インスツルメンテーション社(以下、スペクトラム社)は、PCIeインタフェース任意波形生成器(AWG)カードのフラッグシップシリーズを新たにリリースしました。これにより、科学者やエンジニアは、高純度で低歪みの高周波任意波形をPCから直接生成できるようになります。今回のPCleインタフェースの任意波形生成器(AWG)カードおよび、費用対効果の高い商用オフザシェルフ(COTS)のPCパーツを使用することにより、最大10GS/sの出力レート、2.5GHzの帯域幅、16bitの垂直分解能で、あらゆる波形を生成することができます。この新たなAWGカードは、新しい波形データを読み込む際に、ベンチトップ型のAWGがたびたび直面するボトルネックに対し有力な代替手段となります。AWGカードは、最大8GSamples(16GB)の大容量オンボードメモリを搭載し、CPUやGPUから最大10GB/sでデータを直接ストリーミングすることができます。M5i.63xx AWGシリーズは、全4モデルで、あらゆるアプリケーションに対して最適なソリューションを提供します。
高速信号及びパルスを再現できるため、テレビ、航空宇宙、衛星ラジオ、ワイヤレス、インターネットなどの超高周波 (UHF)帯、光学システムでは、レーザーと高速光電センサー対応、核物理学では、放射性源からのナノ秒パルス生成、半導体市場では、GHz 範囲の正確で精密な信号、防衛および民間航空部門で使用されている長距離レーダーとその監視などの用途に適用できます。
製品紹介映像をご覧いただけます(5分):https://youtu.be/GtJeM17LP3o


1チャンネルあたり50トーンのDDS信号発生器
スペクトラム社が高速切り替え機能を備えたマルチトーンDDS信号発生器を発表しました。
デジタイザなどの計測機器メーカであるスペクトラム・インスツルメンテーション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ/以下、スペクトラム社)は、96xxシリーズDDS信号発生器ファミリーを発売し、同社の製品群に新しい製品カテゴリーを形成します。この新しいDDS信号発生器は、1つの出力チャンネルに最大50個の正弦波キャリアを提供します。この機能により、エンジニアや科学者は、マルチトーンの正弦波信号を生成し、かつ個別に制御できる新たな選択肢を利用できるようになります。DDSとは「ダイレクトデジタル合成(Direct Digital Synthesis)」の略称で、純度の高い信号(一般的に正弦波コア、キャリアあるいはトーンとも呼ばれる)を生成する強力な手法です。この技術の特徴は、出力周波数の超高速な切り替えと精密な周波数分解能です。本製品シリーズにより、最大200MHzという広範囲の動作周波数をカバーする複数のトーンの生成が可能で、生物医学、通信、半導体、量子科学などの業界における、要求の厳しいアプリケーションに適した、唯一無二の機敏性を備えた信号源となります。製品紹介動画をご覧いただけます(5分)
